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院内感染予防の取り組み

アン歯科の院内感染予防への取り組み

[画像]アン歯科の院内感染予防への取り組み

「院内感染」とは、歯科医院や病院などの医療施設において患者様や医療従事者が新たに別の細菌やウィルスなどの病原体に感染することです。
院内感染には、人から人に直接感染する場合と、治療器具を介して感染する場合があります。
医療施設には必要不可欠な院内感染対策。
しかし、中には設備や費用の不足によって院内感染予防の取り組みにまで手がまわらない歯科医院もあるのが現状です。

多くの治療器具を使用する歯科診療では、院内感染を防ぐには厳密な消毒・滅菌が必要です。愛知県一宮市の歯医者「アン歯科」では、院内感染予防対策は医療従事者としての基本であると考え、さまざまな取り組みをしています。

ヨーロッパ水準の滅菌器~DACシステム~

当院では治療器具の洗浄・滅菌のため、ヨーロッパで採用されている厳しい水準を満たす「DACシステム」を採用しています。

[画像]DACユニバーサル

DACユニバーサル

治療に使うタービン、コントラ、ハンドピースなどを、精製水を用いて洗浄し、オイル注入まで行うシステムです。
わずか12分という短時間で、内部も外部もきれいに洗浄・滅菌できます。

[画像]DACプロフェッショナル

DACプロフェッショナル

厳しいヨーロッパ基準をクリアする高度なオートクレーブ(小型高圧蒸気滅菌器)です。
滅菌前の乾燥時に数回の真空状態をつくり、そこに飽和水蒸気を流し込むことによって複雑な器具のすみずみまで高温の水蒸気を行き渡らせ、細菌やウィルスを滅菌します。

Pick Up 滅菌のクラス分けについて

歯科医院でよく使われるオートクレーブは、上から「クラスB」「クラスS」「クラスN」に分類されます。

クラスB(Big)
世界でもっとも厳しい滅菌基準です。「アン歯科」ではこの基準のオートクレーブを使用しています。
クラスS(Special)
クラスNで滅菌可能な器具に加えて、滅菌器メーカーが指定した特定の器具の滅菌に使用できます。
クラスN(Naked)
包装されていない固形器具の滅菌のみに使用でき、滅菌後は保管せずに使用しなければなりません。

高温に耐えられないものはガス滅菌

[画像]高温に耐えられないものはガス滅菌

熱に弱い製品(ビニール、ガラス、ゴム、プラスチックなど)や水に入れてはいけない製品(紙類など)はオートクレーブにかけられません。そのような素材の製品はEOG(エチレンオキサイドガス)を使い、24時間かけて低温・低圧でじっくり滅菌します。

豊富な器具で衛生的に治療

[画像]豊富な器具で衛生的に治療

滅菌には少なくとも数十分かかります。
そのため洗浄や消毒程度で終わらせてしまう歯科医院もあるようですが、当院では器具の数を豊富に用意し、十分な滅菌ができるようにしています。
エアタービンを22本、ストレートコントラを18本、5倍速コントラを4本、そしてシリンジも多数保有しています。

強酸性水で強力殺菌

[画像]強酸性水で強力殺菌

強酸性水はウィルスから真菌までほとんどの細菌を殺菌することが可能です。
消毒時間も短期間で、従来の消毒液のような毒性もなく人体にも安心です。
もちろん、環境汚染の心配もないので、使用後は下水に流すことができます。

エアロシステムで快適環境

[画像]エアロシステムで快適環境

患者様に快適な環境で治療を受けていただくため、当院では業務用空気清浄装置「エアロシステム35M」を設置しています。
診療室全体の除菌・除塵を行い、クリーンな院内環境を保っています。

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